社寺建設の設計・施工、文化財建造物の復元・修理などは佐賀県の志田建設にお任せください。

材への拘り

 日本古来の建築物は「木の心・木の特性」をよく解り、木の命を大事に何百年と残っていくような仕事をすることが我々宮大工職人の技量である。

「木の特性」を活かすとは、例えば山に聳え立つ樹が北側に立っている樹、南側に立っている樹とありますが、建築するにあたり山に立っていた方角と同じように立てることが樹にとって一番良いのです。

社長自らが木材の番付(柱・梁・虹梁など)より手懸け、製材においては丸太材をみていかに美しく魅せるか?どのように生かすか?と、その木の持った美しさを最大限魅せる努力をします。

特に、寺社の仕事をする我々にとっては木そのものの命に加え、我々の気(祈?)をも精一杯吹込みながら加工し組み合わされていくことで、より木が樹と同じように建物として生き続けていくことを喜んでいると感じ、慶んでいます。

また同時に、お客様に渡した後なお建物を使う者ができ、建物の中に風が生じ建物は生かされ続けていきます。

住宅建築などでは、今朝仕事に行くときにはこんな家建ってなかったのに?突如、帰宅するときには現れてた!なんてことを聞いたことがありますが、それもまたひとつの宣伝(特技)かもしれませんが、我々は1本1本の木を見て魅せて生かす仕事をお客様と一緒に一建築物を完成させたいと心掛け、日々、努力しています。